利根川、渡良瀬川が氾濫する可能性がある場合の指定緊急避難場所として境町役場の西側に、日本初となる「水害避難タワー」を建設いたしました。このタワーにより、逃げ遅れ者等を一時的に約200人が収容でき、役場本庁舎3階部分と連接することにより、最大約1,000人を収容することができます。なお、外国人の方々のための英語版パンフレットも掲載しています。
当町は、利根川の堤防決壊等の大規模水害が発生した場合、町の約90%が浸水域にあります。また、平成27年9月の関東・東北豪雨災害時は、50年に1度と言われる災害に見舞われ、特に役場周辺の町の人口密集地が孤立化したことを教訓として、水害時、防災の拠点となる役場庁舎西側に、逃げ遅れ等緊急時の一時的な避難場所として、全国初の水害避難タワーを建設しました。
今回の水害避難タワーの建設により、利根川決壊時の最大浸水深(役場庁舎で約7.15m)にも耐えうる施設で、逃げ遅れの課題を解決するとともに、2階部分(約10m)に水没しない備蓄倉庫を設置し、予備電源タワーを併設することにより、避難者の安全と安心が確保されることになります。
このタワーは、「あくまで逃げ遅れた場合等の緊急な場合の一時避難場所」であり、本来の避難先、一定期間の滞在を目的とする避難所施設ではありません。
気象・河川情報に注意し、水害の危険性がある場合は、防災行政無線、防災アプリ等により役場からの避難に関するお知らせに基づき、当初から水害避難タワーを目指すのではなく、安全な広域避難所等へ早めの避難をお願いします。