教育・文化・スポーツ

光山明展「記憶、つむぐ物語」

2025年3月2日(日) から 3月30日(日) まで


光山明展チラシomote 光山明展チラシura

忘れたくなくても、思い出せないことがある
忘れようとしても、繰り返し思い出すことがある
時が経っても、忘れることがなかった過去が「記憶」であり
人は、記憶と共に今を生きている

 境町の記憶をテーマに90代から50代までの町民の方々への取材を重ねてきました。インタビューではそれぞれの時代の仕事や娯楽、戦争、子供の遊びなど様々な「記憶」が語られます。

 さらに、先人が用いた道具・民具に刻まれた「記憶の痕跡」にカメラを向け、語られない記憶を可視化します。映像作品を核に道具・民具を配置したインスタレーション作品で、この町と共に歩んできた人々の物語に迫ります。

 また、境町と利根川の深いつながりを念頭に、利根川水系の様々な景観を独自の視点で捉えた作品群を展示し、利根川の風景の新たな地平を提案します。

光山明の作品には常に毒が含まれている。
綺麗な見かけ、とっつきやすい仕掛け。
人懐っこい教育者の顔の裏に、いつも冷ややかな目線を隠している。
今、私たちが享受している楽しさも、明るさも、快適さも、多くの悲しみを踏み固めた土壌の上に植えられた花だとしたら?
私たちはいつも臆病で怖がりだから、目の前に迫る危機に蓋をしてまた土に埋めてしまう。
そんな事は、ただ状況を悪くするだけなのに。
光山は笑顔で怒りながら、その土を掘り起こせる作家である。
誰も見たくないものを凝視し、大声も上げずに皆の前に呈示する。
彼が彼自身の生まれた境町で、何を掘り起こすのか。
そして、私たちは今度こそ蓋をせず向き合えるのか。

(境町アートプロジェクト)

S-Gallery粛粲寳美術館Instagram

光山明(こうやまあきら)

【略歴】
1968年 茨城県境町生まれ
筑波大学芸術専門学群卒業
筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻修了

【個展】
2012年 「ニッポン顔出し看板紀行」殻々工房(那須)
2014年 「消えたこと/現れること」gallery福果(東京)
2019年 「弾創トシテノ渓谷」ギャラリーしえる(水戸)
2024年 「Layered Landscape」殻々工房(那須)

【グループ展】
1988年 「Mixjamは見た1」若野屋ギャラリー(古河) (以降ほぼ毎年参加)
2012年 「館林ジャンクション―中央関東の現代美術―」群馬県立館林美術館(館林)
2013年 「田中正造をめぐる美術」佐野市立吉澤記念美術館(佐野)
2017年 「第5回おおたビエンナーレ」太田市学習文化センター(太田)
2019年 「Con展」(足利)
2021年、2023年 「路地まちアートランブル」(足利)

イベント

映画上映とトーク「記憶を消さないために」

日時:3月8日(土)14時から15時30分
参加費:無料

境町出身の仲村淳監督による「23通のありふれたラブレター」、光山明の「足利爆撃の記憶」を上映します。上映後には二人のトークを予定しています。
(講師:光山明、仲村淳、聞き手:内海聖史)

仲村淳loveletters1

「23通のありふれたラブレター」
ある女性が唯一残していた、恋人との思い出。
それは、結婚式の前日まで届いた23通のラブレター。
語らなかった真実と、語られた少しの事実。
世界の片隅に2人が存在したことの記録と記憶。

光山明 足利爆撃の記憶 2021

「足利爆撃の記憶」
第二次世界大戦末期のある日、足利の農村は爆撃を受け33人の命が奪われた。同じ頃、そこからわずか1キロほどの水田地帯にB-29が2機墜落した。同日に起きた空襲と米軍機墜落という二つの史実を、人々へのインタビューを軸に描く。

仲村淳

1972 茨城県境町生まれ
日本大学芸術学部卒業
フジテレビ「ザ・ノンフィクション」、BSフジドキュメンタリー、BS日テレ紀行ドキュメンタリーほかドキュメンタリーからバラエティー番組まで幅広く演出

監督作
「23通のありふれたラブレター」
東京ドキュメンタリー映画祭2024 短編部門準グランプリ
中之島映画祭2024 優秀作品
横濱インディペンデントフィルムフェスティバル2023 優秀作品

短編ドキュメンタリー「LIFE GOES ON」
横濱インディペンデントフィルムフェスティバル2022 優秀作品

ギャラリートーク「この町の小さな歴史」

日時:3月16日(日)14時から15時
参加費:無料

人々の記憶にどのようにアプローチし、作品化していったのか、境町での取材や制作過程が語られます。
(講師:光山明、聞き手:内海聖史)

企画展情報

会期 2025年3月2日(日)~3月30日(日)
開館時間

10時から12時(入館11時30分まで)
13時15分から17時(入館16時30分まで)

※12時から13時15分は昼休業のため閉館
休館日 毎週月・火曜日
入場料

330円
※18歳未満、65歳以上無料(年齢が確認できるものを提示してください)
※各種障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名無料

主催/企画 境町/境町アートプロジェクト

駐車場案内

S-Gallery粛粲寳美術館(茨城県猿島郡境町1455-1/Tel0280-23-4148)

粛粲寳美術館駐車場マップ

※HOSHIIMONO100Café隣接駐車場は一方通行の道路に面しています。南側からは進入できませんので、ご注意ください。

関連ファイルダウンロード

Get Adobe Acrobat Reader

PDFファイルをご覧いただくにはAdobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、左のボタンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロード(無料)してください。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせはまちづくり推進課です。

役場4階 〒306-0495 茨城県猿島郡境町391番地1

電話番号:0280-81-1314

メールでのお問い合わせはこちら

アンケート

境町ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。

Q.このページはお役に立ちましたか?
  • 2025年2月20日
  • 印刷する
このページの先頭へ戻る
スマートフォン用ページで見る