
子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。
このウイルスは、女性の多くが“一生に一度は感染する”といわれるウイルスです。※1
感染すると、ほとんどの人は時間が経過すると検査では見つからなくなりますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
感染を防ぐことが、がんにならないための手段です。
※1 HPVは一度でも性的接触の経験があれば誰でも感染する可能性があります。
HPVの中には、子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあります。
HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。
現在日本において公費で受けられる(定期接種の対象となっている)ワクチンは、「シルガード9(9価)」ワクチンです。
このワクチンは、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぎ、ほかの5種類※1のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80〜90%を防ぎます※2。
また、HPVワクチンでがんになる手前の状態(前がん病変)が減るとともに、がんそのものを予防する効果があることも分かってきています。
※1 HPV31型、33型、45型、52型、58型
※2 HPV16型と18型、31型、33型、45型、52型、58型まで含めると、子宮頸がんの原因の80〜90%を占めます。
筋肉注射という方法で注射します。
接種を受けた部分の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあります。
頻度は不明ですが、重い副反応(アナフィラキシー、ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、免疫性血小板減少症)※1が起こることがあります。
また、広い範囲の痛み、手足の動かしにくさ、不随意運動※2といった多様な症状が報告されています。
ワクチンが原因となったものかどうか分からないものを含めて、接種後に重篤な症状※3として報告があったのは、ワクチンを受けた1万人あたり約2人です。
接種する年齢によって、合計2回または3回接種しますが、接種した際に気になる症状が現れたら、それ以降の接種をやめることが出来ます。
接種後に気になる症状が出たときは、まずは、医師に相談してください。
※1 アナフィラキシー:呼吸困難、じんましん等。ギラン・バレー症候群:手足の力が入りにくい等。急性散在性脳脊髄炎(ADEM):頭痛、嘔吐、意識低下等。免疫性血小板減少症:紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等。
※2 動かそうと思っていないのに、体の一部が勝手に動いてしまうこと。
※3 重篤な症状には、入院相当以上の症状などが含まれていますが、報告した医師や企業の判断によるため、必ずしも重篤でないものも重篤として報告されることがあります。
子宮頸がんで苦しまないために今からできることとして、HPVワクチン接種があります。
ワクチン接種により、HPVの感染を防ぐことで、将来の子宮頸がんを予防できると期待されています。
カナダ、オーストラリアなどでは、女子の8割以上がワクチンを受けています。
| 接種対象年齢 | ワクチンの種類 | 接種回数 | 標準的な接種間隔 | ||
| 初回接種時の年齢 | 回数 | ||||
| 12歳となる日の年度初日から16歳となる日の年度末までにある女子(小学6年生から高校1年生相当)※1 | シルガード9(9価) | 初回接種時の年齢が15歳未満(11歳〜14歳) |
2回※2 |
1回目の接種の6か月後に2回目の接種 | |
| 初回接種時の年齢が15歳以上 (15歳〜16歳) |
3回 |
1回目の接種の2か月後に2回目の接種 1回目の接種から6か月後に3回目の接種 |
|||
※1 標準的な接種年齢は、13歳となる日の属する年度初日から当該年度末日までの間(中学校1年生の間)になります。
※2 2回目の接種が1回目の接種から5か月未満となった場合は、3回目の接種が必要になります。
境町では、標準的な接種年齢が、13歳となる日の属する年度初日から当該年度末日までの間(中学校1年生の間)のため、そちらに合わせ、毎年4月に、中学1年生になる方に予診票を発送しています。
HPVワクチンは、小学校6年生から接種の対象となりますので、町からの通知より前に接種を希望する方は、健康推進課(保健センター)までご連絡ください。
HPVワクチンについて、もっと詳しく知りたい方は、以下の外部リンクをご覧ください。