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藤森 哲(ふじもり さとし) 個展 未来完了集合体
開催期間
2025年10月22日(水) から12月14日(月) まで
未来に起こってしまう過去が、今、新しく発掘されたような感覚。
藤森哲(1986~)の描く絵画を前に、幾つもの相反する感覚が並列に飛来する。
最新であり、懐かしく。
凍ったようであり、スピーディ。
形があるようで、それらは崩壊し。
硬い構造物が、柔らかな筆致で描かれ。
雄弁な内容が、無音の中に溢れる。
藤森の作品は、まさに「絵画を観ている」という体感を享受できる。
絵画という止まった物質を観ている筈なのに、鑑賞する身体の速度が狂ってしまう。
無論動いているのは私達なのだが、私達が絵画を見ようとするスピードでは捉えられず、
追いかけるように、逃げるように、息切らしながら画面の上を通り過ぎなければならない。
回廊のような美術館を通り過ぎた時、きっと何かが手に残るような作品の集合体である。
(境町アートプロジェクト)
出展作家
藤森 哲
1986年 神奈川県横浜市生まれ
2011年 茨城大学人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻洋画領域修了
1972年に打ち上げられた宇宙探査機パイオニア10号には、地球の位置を示す図と、人類の男女像が刻まれたアルミ板が搭載されていた。 絵画が描かれた時代的な背景から解放されるには、長い時間を必要とする。 しかし仮に、この図を地球外の知的生命体が回収したとすれば、彼らはその図像を、時代や文脈に左右されない中立的な視点で見ることになるだろう。 その眼差しは、私たちが古代の遺物や図像を見つめるときの姿勢と、どこか重なる。
物が「物」として成り立つためには、膨大な構成要素を必要とする。 私はその中から断片を抽出し、特定の要素を増幅し、不確かで曖昧になったイメージを再構成していく。そうすることで、「絵の脈」とも呼べるような視覚的な流れやストーリーを立ち上げようとしている。 そこに現れるイメージは、どこか時代を後退させたような様相をまとい、私たちの風景でありながらも、異なる次元の物語のように見えることを意図している。 絵画とは、リアルを増幅する装置=アンプリフィイアである。 本展は、曖昧な断片の集合を通じて、新たな視覚的経験を探る試みである。 |
イベント
アーティストトーク
11/1(土) 14:00~15:00
作品解説 藤森哲(画家)
12/6(土) 14:00~15:00
対談 藤森哲(画家)× 内海聖史(聞き手・画家)
内容 | 未来に起こってしまう過去が、今、新しく発掘されたような感覚。 本イベントは、藤森哲氏による作品解説、境町アートプロジェクトとして本展の企画を担当した境町出身のアーティスト・内海聖史氏による対談です。 |
日時 |
・11/1(土) 14:00~15:00 作品解説 藤森哲(画家) ・12/6(土) 14:00~15:00 対談 藤森哲(画家)× 内海聖史(聞き手・画家) |
参加費 | 入館料330円(割引あり) |
場所 | S-Gallery粛粲寳美術館 展示室 |
企画展情報
会期 | 2025年10月22日(水)~12月14日(日) |
開館時間 |
10:00~12:00(入館11:30まで) |
休館日 | 毎週月・火曜日、11月5日(水)、11月26日(水) ※11月3日(月)、11月24日(火)は開館 |
入場料 | 330円 ※18歳未満、65歳以上無料(年齢が確認できるものを提示してください) ※各種障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名無料 |
主催/企画 | 境町/境町アートプロジェクト |
協力 | 内海聖史(文化芸術アドバイザー) |
駐車場案内
S-Gallery粛粲寳美術館(茨城県猿島郡境町1455-1/Tel0280-23-4148)
※HOSHIIMONO100Café隣接駐車場は一方通行の道路に面しています。南側からは進入できませんので、ご注意ください。
関連ファイルダウンロード
- 藤森哲展チラシ ウェブ用PDFPDF形式/1.05MB

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- 2025年10月1日
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