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加藤真史(かとうまさし)個展 穹窿航路ー蚕神、国境にて変針し利根川を順行すー

開催期間

 

2026年2月21日(土) から3月22日(日) まで

 

加藤真史個展

 

 

開催のごあいさつ


  小道や坂道、川の曲がりや、石垣の高さ。ずっとそこにある石碑…

 「郊外・風景・地図・民間伝承」を主題とする加藤真史(1983 ~)は、実際に街を歩くことで、その地を成す要素を解き明かそうとします。

 その表現は、時間、土地、人々の営みの重なりとなって私たちの前に現れ、冒険地図の中で現在地を探すような感覚とともに自ずとその土地の記憶へと誘います。

 彼の生活圏でもある多摩地方のフィールドワークを進める中で着目した、多摩地方や横浜の歴史と養蚕業の深い交わり。

 関東平野に形作られた絹の物語に出会うことで、仮設された「穹窿航路」。

 その航路上である利根川の河岸境町で「穹窿航路」を眺めるとき、私たちの“見慣れた街並み”が違って見えてくるかもしれません。

 

(境町アートプロジェクト 山中)

スタートメント

 

「穹窿航路」とは古代インドより日本に漂着したとされる養蚕の神(蚕神)である金色姫の関東における生糸・絹織物の産地や信仰地などの痕跡を、わたしが追体験として辿り各地の取材を元に仮設した経路である。

それは常陸→筑波→圏央道→「桑都」八王子→絹の道→相模野→横浜という、海から来訪してかつては桑海が広がっていた関東平野を渡り海へと帰還する航路だ。
 しかし今回の展示では金色姫は圏央道の途上である境町で変針し、利根川の流れに沿って東へと順行し海へと帰還する。
 茨城県猿島郡境町は江戸時代までは日光街道・奥州街道の陸路の途上であり、また下総国と武蔵国の国境でもあった。なにより近隣の古河、五霞、関宿とともに利根川の水運で栄えた河岸であった。
 そんな利根川は境町から東へ順行するに従って、鬼怒川、小貝川と合流し、そして神栖において「常陸国三蚕神社」のひとつである蚕霊神社に行き当たる。
 利根川に流れ込む鬼怒川は近世以前は「絹川」「衣川」とも表記され、絹織物の一大産地である結城が上流にある河川だ。
 そして蚕神・金色姫が漂着したという伝説が伝わりこちらも「常陸国三蚕神社」のひとつである蚕養神社がある現在の茨城県日立市川尻町の小貝ヶ浜と名前を同じくする小貝川は、同じくかつては「蚕養川」「蚕飼川」とも表記された。 さらに利根川の上流には高崎・富岡などの養蚕・織物業関連地がある。
 利根川はある意味で文字通りの蚕神の「航路」だった。なお「常陸国三蚕神社」最後のひとつは筑波の蚕影山神社である。
 そんな利根川の要所である境町は、養蚕に関わるいくつもの河川や路という「線」が交わる土地であるといえる。
 そこは稲作とともに大陸より伝わったといわれ、 万葉集では「筑波嶺の新桑繭の衣はあれど君が御衣しあやに着欲しも」と詠まれるほど古代から関東平野に伝播し、横浜開港以降は外貨獲得のための主要な輸出品として近代国家日本を支え、しかし戦後の高度経済成長期とともに急速に衰退し現在はほぼ
喪われた産業である養蚕に関わる土地をつなぐ「利根川というかつての動脈」上のインターセクションのひとつである。
 この展示は2024年より継続している金色姫の「穹窿航路」シリーズの第5期にあたる。数多くの「線」が錯綜する土地であるこの境町において、蚕神のもうひとつの航路を仮設しようと思う。

 

出展作家

略歴

1983 愛知県瀬戸市生まれ
2012 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域 修了


【近年の個展】
2025 「八王子ヴェセル - 聚合と伏流、八王子という盆地の舟 -」八王子市中野上町内染物工場跡 ※「八王子芸術祭 2025」での出展
         「Sagamino Fabric - 相模野を線で編む -」 COMMUNE BASE マチノワ(東京)
2024 「穹窿航路 - 蚕神、彼の地より来訪し桑海を渡り帰還す -」
           第 1 期 横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室 2A /第 2 期 CRISPY EGG Gallery / 第 3 期 gallery neo_/Senshu
2023 「Suburban Undercurrent」 神奈川県立相模湖交流センター アートギャラリー
         「Sagamino Undercurrent - 相模野を潜行する -」 CRISPY EGG Gallery
2021 「ATRACE - 垂直の視点の面影 -」 CRISPY EGG Gallery ¦ CRISPY EGG Gallery 2
2020 「Trace the Trace - 僕に踏まれた街と僕が踏まれた街 -」 Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi


【近年のグループ展】
2025 「八王子芸術祭 2025」八王子市中野・大和田・小宮・石川地域各会場
2022 「Hirasuna Art Movement 2022 パフォーマンス:わたしより大きなりんかくがみえる」 つくばセンタービル 1F「co-en」
2021 「TAMA VIVANT 2 2021 - 呼吸のかたち・かたちの呼吸 -」 多摩美術大学八王子キャンパス アートテークギャラリー
         「VOCA 展 2021 現代美術の展望-新しい平面の作家たち-」 上野の森美術館


【Art Fair】
2022 「3331 ART FAIR 2022」(CRISPY EGG Gallery より出展) 3331 Arts Chiyoda
2018 「Selected Art Fair 2018 蒐集衆商」(CRISPY EGG Gallery より出展) スパイラルガーデン


【受賞 ¦ 入選】
2022 「3331 ART FAIR 2022」 コレクタープライズ KaceK 氏[KaceK 賞 ] ¦ 馬場兼伸氏[B2A 賞]
2021 「VOCA 展 2021 現代美術の展望-新しい平面の作家たち-」 出展
2019 「アーツ・チャレンジ 2019 」 入選
2017 「第 20 回 岡本太郎現代芸術賞」 入選

 

 

八王子ヴェセル

 

 


《八王子ヴェセル (養蚕信仰地)》2025


パネル・紙・アクリル・水彩・鉛筆・色鉛筆
36.4 × 51.5 cm

郊外の果てへの旅と帰還

 

 


《郊外の果てへの旅と帰還 #18(鑓水)》2025


カンバス・アクリル
31.8 × 41 cm

 

イベント



◎ギャラリートーク

 

内容 加藤真史さんによるギャラリートークを開催しま。
日時 2026年3月1日(日)   14時から15時
場所 S-Gallery粛粲寳美術館 

 

◎街歩きツアー境町アーテラリー:『かつての動脈を巡る』

 

内容

加藤真史 個展『穹窿航路 - 蚕神、国境にて変針し利根川を順行す -』関連イベント
街歩きツアー『境町アーテラリー:かつての動脈を巡る』

 

【ツアーガイド】
美術家・画家 加藤 真史

 

【ツアー概要】
境町はかつて日光街道と利根川の水運の拠点として栄えた河岸でした。
そして実は養蚕関連地とも多くの関わりが見出せる、地図上に張り巡らされた動脈の重なる土地だったと言えます。


今回のツアータイトルの「境町アーテラリー」とは「アーテリー(=動脈)」と「(スタンプ)ラリー」を合わせた造語です。
内容は美術館周辺エリアから利根川沿いを中心に散策する2時間程度のツアーです。
街なかに隠されたものを見つけるミクロ視点と地図を見るようなマクロ視点を行き来しながら巡っていきます。
終わった頃には普段見慣れた風景が、少し違って見えるかもしれません。

 

主催:境町 企画:境町アートプロジェクト

日時

2026年3月20日(金・春分の日)
午後1時から午後3時※最大午後4時

【集合時刻】 12:45
集合/スタート地点:S-Gallery 粛粲寶美術館
作家・スタッフ自己紹介、コース説明、トランシーバーの装着と使い方説明

街歩きスタート】13:00
【予定コース】
S-Gallery 粛粲寶美術館 → 境香取神社 → 利根川土手(関東富士見百景 境町) → 境大橋前・利根川の常夜灯 → 吉祥院 →
S-Gallery 粛粲寶美術館

【ゴール時刻】14:40
ゴール/解散地点:S-Gallery 粛粲寶美術館

※ゴール地点到着後に美術館で開催中の、今回の街歩きに関連する加藤真史の個展の作品鑑賞とフリートークを実施します。

終了は15時頃を予定しています。ぜひご参加ください。

【終了時刻】15:00(予定)

参加費 無料
定員 10名(事前予約制)
場所 S-Gallery粛粲寳美術館 集合
【予定コース】
S-Gallery 粛粲寶美術館 → 境香取神社 → 利根川土手(関東富士見百景 境町) → 境大橋前・利根川の常夜灯 → 吉祥院 →
S-Gallery 粛粲寶美術館
対象
中学生以上
※中学生以下は保護者同伴
その他 【備考と諸注意】
●小雨決行予定です。ただし荒雨天等によりイベントの開催が難しいと判断された場合には、中止となる場合があります。中止の場合の予備日はございません。
●当日は屋外での長時間の歩行を伴うため、歩きやすい服装でご参加ください。
申込受付

【予約方法】
当企画への参加をご希望の場合には、フォームへの記入が必要です
申し込みフォームからお申し込みください。
※2月21日から申し込みできます。

お申込み受付開始日 2026年2月21日(土)8時30分から 

 

企画展情報

会期 2026年2月21日(土)から3月22日(日)
開館時間 10時から12時(入館11時30分まで)
13時15分から17時(入館16時30分まで) ※12時から13時15分は昼休憩のため閉館
休館日 休館日:毎週月曜日・火曜日、2月25日(水)
※2月23日(月・天皇誕生日)は開館
入場料 330円
※18歳未満、65歳以上は無料(年齢確認ができるものを提示)
※各種障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名無料
主催/企画 境町/境町アートプロジェクト

インスタグラム_アイコン S-Gallery粛粲寳美術館Instagram

駐車場案内

S-Gallery粛粲寳美術館(茨城県猿島郡境町1455-1/Tel0280-23-4148)

駐車場情報5.31~

※HOSHIIMONO100Café隣接駐車場は一方通行の道路に面しています。南側からは進入できませんので、ご注意ください。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせはまちづくり推進課です。

役場4階 〒306-0495 茨城県猿島郡境町391番地1

電話番号:0280-81-1314

メールでのお問い合わせはこちら

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